日本2011.07.14
寺子屋閖上の子どもたち
箱塚桜の仮設住宅で開催している寺子屋は開講から1ヶ月以上が経ちます。
仮設住宅や学校などには案内を置いているのですが
友達同士の口コミを聞いて行ってみようかなと思う子どももいるようで
人数がどんどんと増えています。
それだけ、子ども達が『学ぶ環境』を求めているのだと思いますので
これからもそういった環境作りに、閖上の方々と一緒に力を入れていきたいと思っています。
人数が増えると、それだけ賑やかさも増し、子どもの集中を継続させるのは
かなり大変なことです。
誰か一人がちょっかいを出せば気を取られてしまい
勉強に頭を戻すのに一苦労です。
そんな中で、隣の友達に
「これが家で、これが津波ね。○○君の家はこんな感じだった?」
ザバーンという音の後に、家に見立てた消しゴムを半分に壊していました。
質問された子は平然と答えていました。
子ども達は、いろんな段階を経て、気持ちを整理したりすると言います。
地震ごっこや津波ごっこもその一つだそうで、大人はそれを止めさせないほうが良いようです。
この数ヶ月間、子ども達を見ていて、ちょっとしたことですが変化を感じることがあります。
きっと、小さなカラダで抱えている大きなモノをはき出しているのでしょう。
明日からは、もう一つの仮設住宅集会所でも寺子屋が開講します。
先日、開講のお知らせを届けにいったら、子ども達も楽しみにしてくれていました。
ますます頑張らなければと思います。
・・・・・寺子屋閖上@箱塚屋敷・・・・・
毎週木曜日(8月からは月曜日と木曜日の週2回開講予定)
小学生:17時ー18時
中学生:19時ー21時
学校の宿題やプリントなどを持って来て下さいね。
費用は無料です。
7月14日は開講式を行いますので、16時30分に集会所へ来て下さい!