スーダン2011.07.06
スーダンの青少年が原爆落下中心地碑に献花(7月6日 長崎新聞)
川原理事長(手前)と献花をするスーダンの青少年=長崎市、爆心地公園
スーダンで医療活動や教育支援に取り組むNPO法人ロシナンテス(川原尚行理事長)が招待した同国の8~18歳の青少年22人が5日、長崎市を訪れ、原爆落下中心地碑などを巡って平和について理解を深めた。
スーダンでは20年以上続いていた内戦が終結し、9日に南部スーダンが独立する。青少年一行は東日本大震災で被災した子どもたちとお互いに復興を誓い合う「ミルキー・ウェイ・プロジェクト」のために来日。被災した宮城県名取市閖上地区の運動会に参加するなどして交流を深めた。7日離日する。
長崎市を訪れたのは同プロジェクトの一環で、原爆から復興を遂げた長崎の街並みを見てもらい、核廃絶と恒久平和について考えてもらう。一行は長崎原爆資料館を見学し、爆心地公園では原爆落下中心地碑に献花した。
ライアン・モハマドアラミンさん(16)は「学校で原爆について習ったことはあったが実際、資料を見て驚いた。全ての国が平和にならなくてはいけないとあらためて感じた」と話した。
川原理事長によるスーダン、被災地についての講演会もあった。6日には市立西坂小の児童との交流も予定している。