大震災で被災した宮城県名取市の閖上（ゆりあげ）小・中の児童・生徒たちが２日、スーダンから来日した子供と交流し、市内のグラウンドで玉入れや徒競走などを一緒に練習した。

支援団体のＮＰＯ法人「ロシナンテス」（北九州市）がスーダンの８～１７歳の子２２人を招待し、３日には名取市立不二が丘小で運動会も開かれる。

閖上小６年の柿沼美咲さん（１１）は「スーダンの子は明るく、友達をたくさん作りたい」と話し、スーダンのアリア・モハメドさん（１２）は「日本の子は本当に親切で、もっと知り合いたい」と話した。ロシナンテスの川原尚行理事長は「スーダンは南部独立が今月９日に迫り、政変のただ中にある。交流の経験を両国で生かしてほしい」と話した。【手塚耕一郎】

7月2日(土)22時13分配信