スーダン2007.10.27
救急車2
さて、猛暑のポートスーダンでラマダンが始まった霜田君です。
カルトゥムでは、我々日本人のみのアジトがあります。
アジトでは、スーダン人の目を気にすることなく、飲み食いができます。
ですが、アジトのないポートスーダンでは、逃げ道がありません。
飲食店は、みんな閉まってしまいます。
しかも、寝るところすら地獄だったようです。
とくかく、どこにいても暑い、暑い、暑いだったようです。
lこのような状況のため、霜田君が「早くカルトゥムに帰りたい」とのことで、
飛行機でカルトゥムに戻ってきました。
ポートスーダンにはモハメド君が残りました。
彼は、モスリムなので頑張ってくれるでしょう。
ただし、まだ救急車の引き取りはできていません。
体制の立て直しです。
引き取りに必要なものは
1.免税許可
2.港湾使用料免除の許可
3.車両モデルの使用許可
4.基準局の許可
1、2は財務省からです。
3は、外交通商省からの許可、救急車が1995年製であるために特別な許可
スーダンでは3年以上経過した車は輸入は原則禁止です。
基準より1年古くなると、10万円くらい支払えば許可になるようですが、これをこのケースに当てはめると100万円近くも支払わなければなりません。
4は、スーダンでは左ハンドルのみ運行を許可されます。右ハンドルは、禁止です。
それらを、ひとつひとつ許可を揃えなければいけません。
それでは、次回。
川原尚行