日本2011.04.18
4月15日 がれきの中から見つかった卒業証書
がれき撤去作業をしていたロシナンテスのお手伝いメンバーの一人が
卒業証書を見つけました。
表紙は汚れてしまっていたものの、中の証書は無事でした。
証書を見ていたら、川原が「この子、知ってる」と言います。
なんと、巡回診療中に避難所で診察をしていた方だったのです。
もうすでに避難所からは引っ越していましたが、連絡を取ることができたので
こちらまで来てもらうことにしました。
メンバー全員で出迎えます。
本人も卒業証書が出てきたことや、いろんな繋がりに驚いていました。
そして、彼女の誕生日は4月14日。
一日遅れになりましたが、手渡すことが出来ました。
たくさんのものが、ガレキとして処理されようとしていますが、
やはり思い出の詰まったものです。
汚れてしまっても、壊れていても、本人にとっては宝物で、
こうして喜んでくれることで周囲の私たちも、
このようなお手伝いが出来ていることに改めて感謝が出来るのです。
これからも大切なことを忘れずに、やっていきたいと思います。