特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2010.12.27

満月の夜に羊をいただく

おひさしぶりです。

嶋井さんがスーダンに来て1カ月がたとうとしています。

嶋井さんのおかげで、私自身色々な経験ができましたし、
色々な人との新たな出会いもありました。

・診療所で誰も使えなかったエコーが復活
(久々に電源が入れられ、しばらくしてエコーの裏から、煙が噴き出し、まるでドリフをみているようでした)

・高血圧症候群の9か月の妊婦さん
病院にやってきた時、嶋井さんが健診をして、双子では?とおっしゃいました。その時の本人と家族の様子。のみならず診療所のスタッフの驚いた顔は今も忘れられません。

・ガダーレフの病院に通った日々。村から搬送した2名の妊婦と母親が無事に村に戻って一安心でした。(スタッフの人たちにはとても歓迎されました。)

・州政府とのワークショップ(嶋井さんのプレゼンはとてもスーダンの人たちが興味深く聞いていましたね)

・ハサバラの隣町マンスーラ村での母親学級
なんと105人もの妊婦と母親が集まってくれました。

・のどが熱くなるほど生姜の効いたコーヒーに、砂糖も入れずガブガブ飲んでいらっしゃいました。

・ハサバラ村の夜。ベットを外に出して星空の下でたくさん話しましたね。
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思い出しただけでも、いろいろあった1か月です。

「繋がる」ということを実感した意味の深い1か月でした。嶋井さんありがとうございました。

嶋井です。
本当に、濃い日々でした。出会った方々に感謝です。
食文化や生活文化の違うスーダンで、私の好奇心を
くすぐることがたくさんありました。

ガダーレフのロシナンテスオフィスから診療所のあるハサバラ村まで、車で約1時間の距離です。(高速運転)車窓から、ラクダや羊、ロバ、山羊、牛の群れをみてアフリカの自然を感じてました。動物は財産であり、共に生きていく仲間のようでもあります。

男の子が産まれたら羊を食べ、女の子が産まれたら山羊を食べます。

ハサバラ村の隣村のワッタルハティ村で井戸堀工事が始まります。打ち合わせに行ったロシナンテスのスタッフが、子羊を連れて帰ってきました。村からの感謝の気持ちです。今日の夜は羊料理です。

スタッフのフセインとイマットが村人から短刀をかりて、さっそく調理にとりかかりました。なんでもできる・・・と、感心しながら遠巻きに見てました。村長のハサンさんや近所の人たちも集まってきます。

料理ができ、ゴザにみんなで座って子羊をいただきました。

その日は満月・・・。村で過ごす最後の夜でした。

手をあわせ、感謝して‘いのち‘をいただきました。

シュクラン・ジャジーラン      嶋井 元子