特定非営利活動法人ロシナンテス

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スーダン2010.11.30

第1回母親学級開催!&日本より助産師嶋井さん到着

11月23日、プロジェクト開始以来初めての母親学級を診療所で開催しました。

救急車のマイクを使用し村全体に呼びかけ、また男性が集まる金曜礼拝に招待状をもって参加し、男性たちの妻に参加してもらえるよう、村の男性たちにも声をかけました。

その甲斐あってか、18名の妊婦さん(そのうちの多くがこれまで健診を受けていない女性)と母親32名の総勢50名を超える女性たちが参加してくれました。

子供たちのアカペラでのテーマソング皮きりに、途中、質問も飛び交ったほか、診療所助産師による分娩経験者が自らその体験談を皆の前で口にしてくれるなど、なかなかの盛況ぶりでした。

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中でも面白い質問だったのは、ビタミン剤を飲むと赤ちゃんが大きくなりすぎて難産になるのは本当か?予防接種をうつとお腹のしまりが悪くなって赤ちゃんが早く出てくるのは本当か?などなど、村の女性の迷信が飛び交いました。

 

隣町からの村落助産師も見学に来てくれましたし、1時間かけて保健省から母子保健分野の偉い人も訪問してくれ、おまけにレクチャーに途中から参入してくれました。

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いつも男性を陰から支え、あまりこうした場でスポットをあてられることのない母親・女性たち。

母親教室の中では、彼女たちを主役として位置づけ、
自分自身とこれまでの経験を見つめ直す良い機会を、これからもたくさんつくっていきたいと思いました。

何より、お母さんたちがいいたいことを発言してくれて、笑って帰ってくれたことは、初めて自分たちでぜんぶ作り上げた母親学級にしては上出来だったのかもしれません。

参加者にはその日から4日間、採血と尿の検査費無料という特典をつけました。参加した妊婦さん18人中、10人ほどの妊婦さんが、その後、検査と妊婦健診に戻ってきてくれました。
まだまだ反省点もたくさんあり、これから第2回に向けてまた練り直す必要がありそうです。

さて、話変わって、3日前に、日本から協力な助っ人がやってきてくださいました!

日本は北九州の福岡県助産師会北九州地区理事である嶋井助産師さんです。

私は助産師ではないため、専門の細かい知識・技術に関してはまだまだ勉強が必要です。嶋井助産師さんがいてくれることで、私自身もとても安心してハサバラ村でいろいろ経験できそうです。

この様子は、これからまたブログで随時報告していきます。

たつの