特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2007.10.02

補足

「料理に豚肉が入っていると知らずに食べてしまったら、どうするのですか?」
という質問がきたので、前回の内容を補足する。
クルアーンの別箇所にも食の禁忌について触れられているので、
今回はそこから引用。
毎度のように
日本ムスリム協会「聖クルアーン」から引用
「かれがあなたに、(食べることを)禁じられるものは、
死肉、血、豚肉、
およびアッラー以外(の名)で供えられたものである。
だが故意に違反せず、
また法を越えず必要に迫られた場合は罪にはならない。

アッラーは寛容にして慈悲深い方であられる」
第2章173節(フリューゲル版では168節)
井筒さんの「コーラン」からも引用
「アッラーが汝らに禁じた給うた食物といえば、
死肉、血、豚の肉、
それから(屠る時に)アッラー以外の名が唱えられたもの
(異神に捧げられたもの)のみ。
それとても、自分から食い気を起したり、
わざと(神命に)そむこうとの心からではなくて、
やむなく(食べた)場合には、別に罪にはなりはせぬ。

まことにアッラーは罪を許し給うお方。まことに慈悲の心ふかきお方」
第2章168節
ということで、罪にはならない。
せっかくなのであわせて記しておくが
クルアーンでは上記のように
「アッラーの寛容さ」というのが何度も繰り返され、強調されている。
人によってはそれを過剰に?解釈して
「酒を飲んでも許してもらえるさ」
「多少悪いことをしても天国に行かせていただけるさ」
「だってアッラーは優しいお方だからね」
というイスラーム教徒も中には、、、いる。
荒井繁