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スーダン2007.09.22

カレー会から一夜明けて。朝食昼食はまたカレー

イスラームでは
女性は肌をなるべくださないようにする。
若い男性がTシャツを着ることはあっても
外で半ズボンをはくことはほとんどなく
すねですらほとんど見せない。
例外としては
家の中でくつろいでいるときと
サッカーなどスポーツをしているときと
建築現場等で汗をながしているときぐらいだ。
クリスチャンや
土地に昔からある宗教を
信仰している人も少なくは無いが
彼ら/彼女らも
暑いからといって肌を極度に出しはない。
南部スーダンでは状況は異なるだろうが
イスラーム教徒がマジョリティーになる
北部スーダンではそうだ。
人が集まるところでは、
暗黙の了解というのだろうか
お互いの気分を害さずに
共存するためのルールがある。
ここ数年
スーダンの今後の発展を見越して
アラブ諸国以外からも
多くの労働者がやってくるようになった。
また国連やNGOなど
いわゆる援助関係者の数も増えている。
すると、中には
ここのルールを無視して
肌を過度に露出させる女性や。
Tシャツに短パン姿で街を歩く男性もいる。
かつては
商売のために他国に行ってきた誰かや
遠方からの旅人や奴隷が
新しい何かを紹介した。
はたまた時代時代の為政者により
強制的に新しいものを押し付けられたり
もしくは突然何かが生まれたり
そうして生活は変化してきた。
それは自然なことであり
変化を否定する気は全く無い。
ただ、今
外からやってきている人たちよ
もう少し理解をしめして
ここのやり方にあわせてもいいのではないか。
現地に長く住んでも
全く現地語を覚えない援助関係者とか
「この国(そしてここに住む人)に本当に興味あるの?」と思う。
読み書きは易しくは無いけれど
簡単な挨拶や数字
いくつかのフレーズなどは
どんなに忙しくとも、数ヶ月もあれば覚えられるんじゃないの?
と、国連で働く友人と先月そんな話をした。
彼は英語、フランス語、イタリア語が喋れる。
しかし、1年以上スーダンに住んでいて
話せるアラビア語は数フレーズのみ。
「だってアラビア語は難しいよ」なんて言ってた。
ブー
不正解。
答えは、関心の問題です。
普段は温厚なのだけれど
たまにぐつぐつと僕のボルケーノが煮立つ。
共通語(リンガフランカ)としての地位を英語は占めているけれど
それだけじゃ、相手の心の深いところはわかりにくい。
まあ人の価値観にとやかく言っても始まらないので
僕は僕で橋をかけてくぜ?
荒井繁