ザンビアにおける結核|早期発見により、多くの方を完治を目指します。

結核

早期発見により、多くの方を完治を目指します。

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結核の早期発見を目指して

結核は、ザンビアでは未だに深刻な感染症の1つです。年間約「5.9万人*」もの人々が感染し、主要な死亡原因の1つになっています。
早期の発見と治療により8~9割の患者が完治できる病気であることから、早期発見を目指す事業を行っています。
*WHO(2023)

結核の早期発見

ザンビアにおける結核

結核の早期発見には、喀痰検査、尿検査、およびX線装置で行う胸部X線検査が不可欠です。喀痰検査の結果が陰性であっても、結核と疑われる症状が持続する場合はX線検査が必要ですが、施設にX線装置が配置されている施設は多くありません。首都や中央州の都市部へ出向くことが難しいなどで受診が遅れ、症状が悪化するケースが見受けられています。

ポータブルX線装置を試験導入

X線検査への医療アクセスを改善するために、富士フイルム株式会社の協力を得て、同社のポータブルX線撮影装置を試験導入するプロジェクトを実施しています。この装置は軽量で充電式のため、場所に縛られず検査が行える仕様です。デジタル画像を用いることで撮影時間や現像時間を削減、結核診断に特化した人工知能の搭載で医師の診断のサポートも可能です。

AIによる診断サポート
持ち運びできどこでも撮影可能

複数の施設で装置を共有

複数の施設でX線装置を運搬し共有することで、地域住民がX線検査を受けやすくなり、結核患者の早期発見と治療へのアクセス向上が期待されます。さらに、X線検査は結核で行う胸部検査だけではなく、手脚のけがなど他の用途にも使用されています。

今後の展望

ポータブルX線装置を最大限活用

X線検査の患者数が常に多いため、装置数を増やすこと、
それに合わせて装置を共有する対象施設数を増やすことも視野に入れて、今後も活動を継続していきます。