清潔で安全な水を届ける
アフリカ・スーダンには、何時間もかけて水をくみに行っても、不衛生な水しか手に入らない地域がたくさんあります。
いくら治療できる場があっても、水が不衛生では人々は何度も病気を繰り返してしまいます。
ロシナンテスは、給水設備の設置や古井戸の改修を通して、清潔で安全な水を利用できる環境を整えます。
水事業の活動とは
医療施設では、安全な水が欠かせません。しかしロシナンテスが活動を行うアフリカ・スーダンの村落地域では、近くで水を手に入れられないことが多いのです。人々は徒歩やロバで遠くの井戸まで水くみに行ったり、きれいとは言えない川やため池の水を飲んだりしています。
こうした地域では、診療所や近隣の住民が給水設備を利用できるようにするための事業を行います。
古井戸の改修
すでに井戸はあるけれど、壊れていたり、小さすぎて近隣の需要を満たせていなかったりする場合には、改修工事を行います。元の井戸を補修・補強する形で、地域住民の飲用水として、さらに診療所へ供給する水としても使えるようにします。
新しい井戸の設置
近隣に給水設備がない、もしくは既存の井戸を修理することが難しいと判断した場合には、新しく井戸を掘ります。最適な場所の選定や貯水タンクのサイズの検討、また利用料の徴収や管理体制をどうするかなど、現地パートナーや水道事業者、地域住民とともに話し合いながら、地域で長く使っていけるようにします。
今後の展望
多くの人がきれいな水を手に入れられるように
人が健やかに生きていくには、きれいで安全な水が必要です。きれいな水が、百の薬より多くの命を救うこともあります。これからも、医療を届けるとともに、その地域で安心して利用できる給水設備を整えていきます。