ニュース2023.01.11
理事長 川原尚行が、九州大学の客員教授に就任
当団体理事長 川原尚行が、2022年12月より、九州大学 客員教授に就任したことをお知らせいたします。
川原コメント
川原(左)と九州大学総長 石橋達朗氏(右)
九州大学は「総合知で社会変革を牽引する大学」を目指しており、実現に向けて「組織的な国際協働」や「最善の医療を追求」などを掲げています。こうした背景から、アフリカのスーダン・ザンビアで保健医療の支援活動を行う川原が、客員教授を拝命することとなりました。今後、アフリカの大学との連携推進や、アフリカにおけるデジタルヘルス領域での協働等を検討していく予定です。
九州大学は川原の母校
九州大学は「総合知で社会変革を牽引する大学」を目指しており、実現に向けて「組織的な国際協働」や「最善の医療を追求」などを掲げています。こうした背景から、アフリカのスーダン・ザンビアで保健医療の支援活動を行う川原が、客員教授を拝命することとなりました。今後、アフリカの大学との連携推進や、アフリカにおけるデジタルヘルス領域での協働等を検討していく予定です。
九州大学は川原の母校
川原は、1992年に九州大学医学部を卒業後、九州大学病院の第二外科(現:消化器・総合外科)に入局、1997年に九州大学大学院医学系研究科を修了しています。
大学院修了後の外務省勤務時代、NGO立ち上げ前に個人で奮闘していた時期を含め、九州大学は、長年川原のアフリカでの活動を応援してくださっています。また、消化器・総合外科教室では、現在も「留学者」として川原の籍を残してくださっています。このことは、外務省医務官の職を辞し所属先がなくなったときや、アフリカで困難に直面したときに、本当に大きな心の支えとなりました。
川原コメント
長年の心の支えであり、多くの繋がりがうまれた場所でもある、母校の客員教授を拝命できたことを大変光栄に思います。アフリカの大学との共同研究なども進めていけるよう、積極的な連携を目指します。国際協働の強化を目指す九州大学の一助となれるよう努めて参りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
川原尚行プロフィール
1965年福岡県北九州市生まれ。1984年福岡県立小倉高等学校卒。
1992年九州大学医学部を卒業後、九州大学第二外科(現:消化器・総合外科)に入局し同外科および広島赤十字・原爆病院で研修を行う。
九州大学大学院修了ののち、1998年外務省入省。在タンザニア日本大使館に二等書記官兼医務官として着任。その後ロンドン大学(イギリス)で熱帯医学を履修し、2002年在スーダン日本大使館に一等書記官兼医務官として着任。2005年1月、外務省を辞職し同年4月よりスーダン国内での医療活動を開始。翌2006年5月、北九州市に「NPO法人ロシナンテス」を設立。同年8月スーダン共和国政府より国際NGOとして正式に登録される。
(その他)
2012年4月から 徳島大学医学部非常勤講師
2013年4月から 熊本大学薬学部および熊本大学大学院薬学教育部臨床教授
2017年4月から 長崎大学客員教授
2009年12月から 北九州市より「北九州市文化大使」委嘱
2011年6月から 長崎市より「長崎平和特派員」認定
(著書)
『もうひとつのスーダン 日本人医師 川原尚行の挑戦』 主婦の友社 2010年(共著)
『行くぞ!ロシナンテス 日本発 国際医療NGOの挑戦』 山川出版社 2015年